実りあれ。

2015年9月から台北で暮らし始め、なんだかんだあって2018年11月から台南で結婚生活を始めた私の備忘録。

友人の結婚式と、それにまつわるアレコレ。

ちょっと前の5月某日、大学時代の友人の結婚式がありました。

半年以上前から話をもらっており(その時すでに結婚式の日にちも決まっていた)、大学在学中はもちろん、卒業後もずっと仲の良い友人だったので、「台湾滞在中でも是非行きたい!」と返事をしておりました。

で、招待状をもらって当然「出席」で返事をしたのです。学期途中だけど、土日だから大丈夫。問題は日本に前日入りすることくらい。金曜の授業終了後、すぐに飛行機乗って日本に帰ることになるな、ちょっとせわしないな、くらいに考えていたのです。

 その時、私の頭には入っていませんでした。大考試の日程が。

 

「大考試」(正式名称:成就測験)は学期の理解度を測るテスト。また、次学期も継続して学校に通う場合は、次のレベルに進めるかどうかの重要なテスト。そのテストの日付が、なんと結婚式前日。しかも2週間前になっても、まだ時間が決まっていない(結局時間が判明したのはきっちり1週間前)。

今まで2度の経験則から言うと、通常授業の時間帯にテストがあるはずなのです。つまり私は、10:20〜13:10の授業を受けているので、この時間中にテストがあるはず。いざとなったらテストを別日にずらす覚悟で(事前申請すれば可能)、夕方の飛行機の予約を済ませました。

結局、テストは12:10から1時間と告知され、受けてたら最悪飛行機に間に合わん!ということで、別日にずらしました。

 

 

で、先生にその話をしたら、「結婚式のためだけに日本へ帰るの?」と、先生のみならず、クラスメイトにも驚かれました。

クラスメイトは「テストが終わってしまえばもう休み同然なんだから、もっとゆっくりしてくればいいのに」と。そう、予定日にテストが受けられれば、結婚式はテスト後。

仮に予定日にテストを受けたとして、その後も2週間授業は続きますが、来学期以降のテストには関係ないので、みんなの認識は「休み」。

テストの日程をずらしたとしても、1週間以上空く上、テスト範囲は既に終わっているので、授業を休んでも影響なし。いっそ、サボってしまえという認識。

他方、先生は「出席しなくても、出席する友達に頼んでご祝儀渡してもらえばいいじゃない」と。学期途中なんだし無理して行くことはない、という認識。

まぁ先生の言う通りなんですが、結婚式(二次会含む)に呼んでくれる友人なんてごく少数なので、行きたいのが心情。特に披露宴なんて、親戚を除き、呼んでくれる友人なんてかなり稀少…!いや、親戚すらも稀少だけど。

 

台湾は、結婚式の招待状が届いたら出欠を問わず、必ずご祝儀を包むことになっているんだとか。しかも招待状の送るのに縁起のいい時期が決まっていて、集中して招待状が届くので、お金がどんどん飛んでいく…。

そのため、招待状の色にちなんで、別名「赤い爆弾」だそうな。言ってみればカッコイイけど(某アニメの「赤い彗星」みたいだし)、招待状を受け取った側からしてみれば、お財布に痛い話。

どの程度仲の良い友人なのかにもよるけど、日本に置き換えて考えて、1組につき大体3万円くらい飛んでいくとなると、準備するものもあるし…恐ろしい。

 閑話休題。

2泊3日の短い日本滞在でしたが、結婚式・二次会で久しぶりに会えた友人・先輩もいて、犬にも会えたし、よいリフレッシュになりました。久しぶりの日本は、人が多かったわ。