実りあれ。

2015年9月から台北で暮らし始め、なんだかんだあって2018年11月から台南で結婚生活を始めた私の備忘録。

言語交換。

言語交換とはなんぞや。

簡単に言うと、「お互いの母語を教え合いましょう」ということです。

 

相手の探し方は様々で、インターネット上の専用掲示板で探す人もいれば、言語センター内に設置してある掲示板を見て探す人もいます。

どちらで探すにしても多少のリスクはありますが、インターネット上の専門掲示板を利用したことのある知り合いに聞いた限りでは、出会った人に悪い印象はありません。日本語はかなりペラペラで、会話の練習をしたいという熱心な人が多く、相性さえ合えば長く続けられそう。

その他、私が通っている言語センターは大学附属なので、大学生を紹介してくれるサービスもあります。まぁこちらも相性次第。私の知り合いで、このサービスを利用したことのある人は少なく、大学生とのジェネレーションギャップを感じることもある、という意見でした。

 

私は縁あって大学時代の先生から、現地・台湾の大学の先生で、日本語が出来る方を紹介してもらい、その先生を通して2人の台湾人と知り合いました。

言語交換を始めた時期は、1人目が台湾に来てすぐ1ヶ月後、2人目は半年近く経ってから。

先生は私の付き合いやすさを考えて、年齢が近い、もしくは性格が合いそう、という基準で紹介してくれたので、とてもラッキーなことだと思います。特に、2人のうち1人は年齢が一つ違い、誕生日も一日違いと、なかなか衝撃的でした(笑)。

  

言語交換を始めたばかりの頃は、先生から、「週2回、テーマを決めて、一時間は中国語、一時間は日本語で」とアドバイスをもらってその通りにやっていたのですが、だんだん話すテーマがなくなり、今は週1回、約2〜3時間、完全なるフリートークです。

私の場合、プレゼンの課題が出れば、原稿を添削してもらい、原稿を読み上げて発音をチェックしてもらったり、授業やドラマのセリフで分からない文法や言葉の意味を聞いたり、ニュースを見て気になったことを聞いてみたり。

その他、4月初め、台湾は清明節というお墓参りの時期だったので、その時は台湾と日本、お墓参りの違いについて、また、相手のお兄さんが結婚式をやった時は、台湾と日本の結婚式やその習慣についてお互い話したり、時期に合わせて話題を変えます。

言語交換を通して、言葉だけでなく、文化の違いも勉強できるので楽しいです。

 

私の言語交換相手は、大学で日本の歴史を勉強していたというので、私より断然日本の歴史に詳しいです。なので、台湾人から日本人が日本の歴史を学ぶ、というおかしな展開もたまにあります(苦笑)。

歴史に関連して、「大河ドラマ1作目の主人公は誰だったか」を知っている不思議。ちなみに正解は「井伊直弼」でした。

相手次第では、自分の知らなかった日本に関することを知れるオマケつき。

安全思考の私は、紹介してくれる人もいるし、掲示板とかなかなか手を出せないけど、以前の先生曰く、「不安ならば、クラスメイトを誘って2対1で会えば良い」とのこと。そういう手もあるのかと思いつつ、なかなか出来ないチキンなのでした。今はする気もないけど。