人生の大きな変化。
ものすごーく久しぶりになってしまいましたが、生きています。ぱらいばです。
突然ですが、私、結婚しました。
ええ、もう突然すぎて、周囲をあっと驚かせました。
お付き合いしている人がいるということを、知っている人は知っていたのですが、ものすごく限られていたので…。
先日以前の職場に顔を出してご挨拶してきたのですが、こちらの面々は寝耳に水状態で、相手はどんな人だ、何をやっている人だ、どうやって知り合ったんだ、とまあ質問攻めでございました。
一方で、「あなたのことだから、計画的にやったんでしょう」という声もいただきました。さて計画的だったのは私なのか、彼だったのか、はたまた第三者だったのか…。
◆ 相手はどんな人?
まずはお相手の方ですが、私より4つ年上の台湾人です。
地元は台南、日本で言えば「古都・京都」と称される台湾第4の都市です。
台南で自営業をしており、 彼で4代目です。
今書いてて思ったけど、キーワードは「4」←すごくどうでもいい。
◆ どうやって知り合ったの?
知り合うキッカケとなったのは、彼のご両親でした。
私は2017年1月から、台南でワーホリをしていたのですが、最初の半年ほどはゲストハウスの雇われ管理人兼ドライフルーツの売り子をやっておりました。
その時、ふらりとやって来たご夫婦が、彼のご両親。
ドライフルーツを買うでもなく、おしゃべりをしに来たご夫婦は、その後もちょくちょく現れては世間話をして帰っていくのでした。
その世間話の中で、「あなた彼氏は?いないの?うちの息子、日本語ができるんだけど会ってみない?今度連れて来るわね」ということになり、連れてこられたのがファーストコンタクト。
その時は顔を合わせただけで、何を話すでもなく終わったんです。
で、その出来事をゲストハウスのボスにすると、「その息子、俺の友達だわ」ということで、ボスも機会を見つけては彼をゲストハウスに呼び出すようになり、その都度顔を合わせることに。
ただし、当事者同士が会話することは一度もなく笑、ボスが彼と話すのを、ただ私が聞いている、という感じ。正直あまり興味は持ってなかったんですね。
あとで話を聞くと、彼の方は恥ずかしくて私に話しかけられなかったそうです。
◆ 急接近!そのキッカケは
2017年5月末、雇われ管理人兼ドライフルーツの売り子をしていたゲストハウスがなくなることになり、私は別のゲストハウスに移ることになりました。
それを知った彼のご両親は、「遠くて行けないわ」と残念がっておりましたが、今度は移った先のゲストハウス(*ボスは同じ)に電話をかけて来ては、「今度息子に行かせるから!」と繋がりを保ち続けていたのでした。でも息子は現れず、の繰り返しでしたが笑。
それから時は経ち、年を越して1月。
私がいたゲストハウスに滞在し、一時期お手伝いとして一緒に働いていた女性が日本に帰ることになり、その送別会の席に、ボスが彼を呼び出しました。
なぜ呼び出したかというと、やはりカギは彼のお母さんの電話でした。
「この間息子に行かせるからって連絡があったけど全然来ないじゃん!今飲んでるから来い!」と半ば強引に呼び出したワケですが、なんとそこでボスは、彼と私が連絡先を交換するように仕向け、私の休日に「メシでも行って来い!」と、これまた強引に話を進めたのです。
これをキッカケに連絡を取り合うようになった私たち。そしてここから彼の猛攻が始まるのです…。
◆ そして、その後
正直お酒の席での話だったし、まあ1回くらいならいいか、と私は軽く考えていたのですが、その後も毎週誘いが来ることに。真面目な人だなあと感じる私。
直接会うと無口だけど(緊張してたらしい)、LINE上ではユーモアもあっておしゃべり、お互い犬が好きで、いい人そうだし、断る理由もないし、と誘いに応じ続けておりました。
週を重ねて来ると、週に一度会う程度だったのが、二度になり、三度になり、約束もしていないのにふらっとやって来ては、「これから買い物に行くけど、何か欲しいものはある?」と買い物代行までしてくれるようになったのです。
それからは時間があれば一緒に買い物に行くようになり、とある買い物の帰り、「行きたいところがある」と寄り道をした先で、しばらく世間話をしたあと、「付き合ってみない?」と控えめに言われたのです。
それから6ヶ月、結婚することに決めました。
◆ 決め手は?
少々スピード婚でしたが、結婚の決め手は何かと言えば、自然体でいられたことですかね。温厚で愛情深い彼は、いつも何かしら褒めてくれて、顔芸やら何やらで笑わせてくれて、何より私のことを第一に考えて行動してくれていました。
私は言いたいことを我慢するタイプなんですが、台湾人は言いたいことをはっきり言う性格で、彼も思っていることはストレートに言ってくるし、私にも同じ要求をしました。
一度だけ、ボスの奥さんが彼との付き合いに疲れて見える私を心配して、彼に少し距離を取るようにとアドバイスしたことがあるのですが、その時は、「言いたいことがあるなら直接言って欲しい。負担はかけたくないし、考えてることが分からないと、解決できるものも解決できない。大切なのはコミュニケーション」というLINEが送られて来ました。
この件で、この人にはなんでも言っていいんだ、ちゃんと考えてくれているんだと申し訳なさと感動したのを覚えています。
◆ 最後に
色々とお膳立てをし、見守ってくれた方々に感謝はもちろんですが、突然結婚を言い出した私を受け入れてくれた日本の両親にも感謝感謝です。
スピード婚だし、国際結婚だし、相手がどんな人かもよく分からない状態(両親には、お付き合いしている人がいる、ということしか話していなかった)の中、「お前の決めたことに口は出さない」と快諾?してくれた両親。
自分たちがよく知らない、手の届かないところに行く娘に、きっと不安もあったでしょう。けど、私たちを信頼して結婚を許してくれたので、それには全力で応えなければいけませんね。
まだ台南で結婚生活を始めて数日しか経っていませんが、私はいま、幸せです。